サスペンションから見えてくる給料の支払われ方


何やら2004年11月19日のインディアナとデトロイトの間で酷い乱闘があったそうで、両チーム9人の選手に出場停止が言い渡された。
ESPN などでも報道がありましたが、サスペンションによって失うであろう年俸が下の表です。

先ず、この失われるサラリーは何を基準に計算されているのか?
多くの人が82試合分の出場停止数で計算していると思います。


実は間違いで、NBAの年俸は82試合で計算されてはいません
プレシーズンの8試合を含んだ(でないとプレシーズンは無償で働くことになるじゃないですか!)90試合で年俸を計算することになります。

Lost salary from suspensions
  2004-05年俸 Salary lost
ロン・アーティスト $6,158,000 $4,994,822
S−JAX $5,100,000 $1,699,999
ジャーメイン・オニール $14,800,000 $4,111,111
ベン・ウォレス $6,000,000 $399,999
アンソニー・ジョンソン $2,200,000 $122,222
レジー・ミラー $5,500,000 $61,111
チャンシー・ビラップス $5,455,000 $60,611
デレック・コールマン $4,500,000 $50,000
エルデン・キャンベル $4,400,000 $48,888

それで考えると、この表にある例えばロン・アーティストは一試合の給料が($6,158,000÷90試合=)$68,422になります。
今回73試合の出場停止なので、73(試合)×$68,422=$4,994,822。
約500万ドル近いお給料が失われることになるそうです。

他の選手も同様の計算が成り立つわけで、サスペンションによって選手の年俸のシステムを少し垣間見る事が出来ました。

ここで多くの人が思うであろう素朴な疑問が一つ。
それは、このサスペンションによって支払われないお金(給料)は一体どこに行くのでしょうか?ということ。



皆様、CBAを読みましょう!(これを読めばうちのサイトなど見る必要もないのだ!)
このセクション3によると、罰金やサスペンションで支払われないお金は一時的にNBAにプールされ、50%がNBPA Foundation(the National Basketball Players Association Foundationって選手会のようなもので良いのか・・・。)に、残りの50%がNBAに行く事になります。
それぞれチャリティーなどに貢献されることになるそうです。


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